耳鳴りと難聴

聴覚神経腫瘍の初期症状は、めまいです。その後数年を得て、耳鳴りと難聴へ進みます。

腫瘍の成長速度がゆっくりな為、症状に気が付きにくい一面をもちます。

 

 また、突然音が聞こえなくなる突発性難聴から見つかるケースもあります。

他の症状としては、腫瘍が顔面神経を圧迫するため顔面麻痺やしびれ、などへ発展する恐れもあります。

 

保険会社のデーターによると近年、耳周辺に何かしらの症状が起きる発症率は3～4%upを示しているそうです。

スマホやPCなどの長時間使用、イヤホンの使用、電磁場被爆など腫瘍との因果関係をあきらかにする事は急務と考えます。

 

２ヶ月以上、耳鳴りに悩むのであれば１度病院でMRI検査を受ける事もおすすめします。

「耳鳴り」は人間が音を聞く仕組みと密接に関係しています。

人間が音を聞く時、先ずは耳の穴を通り鼓膜に伝わります。

鼓膜が音に振動し、その振動が耳小骨によって増幅されさらに耳奥に伝わって行きます。

そこには蝸牛と言う音を電気信号に変換する器官があり、届いた振動が電気信号に変えられ、脳に伝わる事で音として認識される仕組みです。

 

耳鳴りを起こす患者様のうち、９割以上に難聴がある事がわかっています。

 

難聴とは音が聞こえづらくなる事なので耳鳴りの患者さまの多くは音を聞く仕組みに異常があると言えます。

異常がある部位は蝸牛である事が多いです。

 

人によって聞こえにくい音は違いますが加齢によって起こる難聴で多いのは、高音域が聞こえにくくなる事です。

 

蝸牛の中には低、中、高音域を担当する部位がありその担当部位に異常があると電気信号に変換する機能が弱くなり、脳が音を認識しづらくなります。

聞こえにくい音があると脳に変化が起こります。

 

脳は電気信号が少なくなった事を感知し、聞こえない事を補うために過度に反応し電気信号を増幅させます。

 

この反応は音が鳴っていない時にも起こり「音が鳴っている」と勘違いをしてしまうのです。

この様に、耳鳴りは聞こえなくなった状態を補おうとする脳の反応なのです

生活習慣、リズムが不規則であると自律神経に乱れが生じます。

自律神経を整えるために、起床と就寝の時間は毎日同じ時刻になる様に心がけて下さい。

 

寝不足は慢性疲労へ進み、ストレスの原因となります。睡眠時間の確保は十分に気をつけて下さい。

眠りが浅い、熟睡できないと言う方は就寝前のお風呂、足湯などで睡眠のきっかけを作って下さい。

 

また、就寝３時間前までには食事を終わらせて下さい。消化の良いメニューで胃腸に負担をかけない事も大切です。

 

からだは基本、睡眠中に悪いところを修復します。消化にエネルギーを奪われない様にしましょう。

近年、注目を集めている「補聴器リハビリ」をご存知でしょうか？

耳鳴りの原因が難聴であるなら、補聴器を使い聞こえなかった音を脳へ届けます。

一定期間装着する事で、聞こえない音に過剰反応していた脳が落ち着きを取り戻し、耳鳴りの改善が進みます。

完全に耳鳴りが解消する訳ではありません。

 

補聴器を装着した瞬間から「耳鳴りが改善した」と言う患者様もいらっしゃいます。

完全に耳鳴りが消失する訳ではありませんが生活の中の不快音はストレス低下につながり、難聴の改善から耳鳴りの解消へつながると考えます。

慢性的に耳鳴りのお困りなら補聴器リハビリを１度試してみて下さい。

首、肩コリから起きる耳鳴りの場合は、血液循環を良くする事で改善が進む事例が少なくありません。

その為大切な事は、適度な運動や食生活の見直しです。

血液の流れを良くする為には、野菜中心の食生活に切換え水をこまめに飲む事をオススメします。

 

血液循環の改善に気をつける事は主に３つあります。