野球肩

野球はとても身近で親しまれてるスポーツです。

小学校から大学まで部活動として野球があります。

全国、市町村地域にはクラブチームが根づき、プロ野球、高校野球などテレビ放映、野球イベントがたくさん開催されます。

 

しかし、そんな野球も残念ながらケガの発生頻度が高いスポーツの一つです。

そして、スポーツ界全体の常識と比べると、日本の野球は非常識なことがたくさんある事実を認めなければなりません。

 

小、中、高校と成長期における野球肩、野球肘障害の発生率はとても高くアマチュア野球をする子供たちの中で、肩やひじに痛みを持つ人は全体の３０㌫を占めます。

例えるならば…　「明日の決勝戦」両メンバー18人中、5人に肩やひじの痛みがあるという事です。

初期治療のタイミングを逃し、違和感のあるまま、痛みのあるまま回復に至らず日々の練習を続けた子供たちの身体はボロボロです。

痛みは恐怖となり、心にも影響を与えます。

また、手術を選択するも選手生活を終えなければならない場合や、日常生活に支障を残し何年も、後遺症に苦しむことになる場合もあります。

 

現場では、練習量を減らす。投球数を制限する。別メニュー調整させる。など量的要因を規制させることが中心で、特に、身体のケア方法などへのアプローチがほとんどなされていません。

 

まだまだ量から質への転換がなされていないということです。

スポーツには「ケガがつきもの」という声を聞きます。

あたり前なことでも、勝利の美談にも、感動する話にもなりません。

ボクは痛みを我慢しながらスポーツをやって欲しくないのです。

スポーツは楽しむことが大切です！