こんな悩みを抱えていませんか?
この症状、「鵞足炎(がそくえん)」かもしれません。
なぜ、膝の内側に痛みが起きるのか?
その答えは…
膝だけの問題ではなく、全身のバランスの崩れが膝に集中しているからです。
※厚生労働省のデータや医学的なエビデンスをもとに解説します。
膝の痛みは、日本人にとって非常に身近な悩みです。
| 区分 | 患者数 |
| X線診断による潜在患者 | 約2530万人 |
| 自覚症状のある患者 | 約1000万人 |
| うち 女性数 | 約1670万人(66%) |
そして、鵞足炎と変形性膝関節症は深く関係しています。
変形性膝関節症の患者を対象とした超音波検査による前向き研究(Uysal et al.)では、症状のある膝関節症患者の5人に1人(20%)に鵞足炎が合併していたと報告されています。
また別の研究(Kim et al.)では、膝関節症がある人の鵞足炎有病率は17.5%で、関節症のない人(2.2%)と比較して明らかに高いことが示されています。
【出典】Uysal F et al. Clin Rheumatol 2015 / Kim et al. BMC Musculoskeletal Disorders 2016
※重要ポイント
「鵞足(がそく)」とは、膝の内側・やや下の部分に3つの筋肉の腱が集まって付着している場所です。その形がガチョウの足(鵞足)に似ていることからこの名がつきました。
膝の曲げ伸ばしを繰り返すたびに、これら3つの腱は骨とこすれ合います。
このこすれが繰り返されることで、腱の周囲にある「滑液包(かつえきほう)」という小さなクッション組織に炎症が起きます。
これが鵞足炎の正体です。
ZAMST(スポーツ医学専門メーカー)の医師監修資料でも、「内側ハムストリングスと内転筋の柔軟性の低下が原因であり、最初は硬さ・違和感・弱い痛みから始まり、対応しないと痛みが強くなる」と明記されています。
【出典】ZAMST SPORTS MEDICINE LIBRARY「鵞足炎」
40代以上の女性に鵞足炎が多い理由には、大きく3つの要因があります。
女性は男性と比べて骨盤が広い構造をしています。
これにより、大腿骨(太ももの骨)が内側に傾きやすくなります(膝外反・X脚傾向)。
この状態では歩くたびに膝の内側に過剰な負荷がかかり続け、鵞足部の炎症が引き起こされやすくなります。
米国国立医学図書館(NCBI/StatPearls)の文献でも「鵞足炎の発症は女性・高齢者・膝関節症患者に多く、女性特有の解剖学的構造が発症リスクを高める」と明記されています。
【出典】StatPearls (NCBI Bookshelf): Pes Anserine Bursitis, 2024
40代以降、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌量が急激に低下します。
エストロゲンには軟骨・腱・靭帯の柔軟性を維持する働きがあります。
その減少によって組織が硬くなり、炎症が起きやすい状態になります。
また、エストロゲンの減少は骨密度の低下・自律神経の乱れ・血行悪化を同時に引き起こし、痛みへの過敏反応も高まることが確認されています。
家事・育児・立ち仕事といった日常動作の繰り返しが、数十年単位で膝に負荷を与え続けます。
「急に激しい運動をしたわけでもないのに、なぜ?」という方の多くは、この慢性的な蓄積が40代以降に一気に症状として現れるパターンです。
整形外科でレントゲンを撮って「軟骨がすり減っています。
年齢的なものです」と言われた方は多いと思います。
しかし、ここで大切な事実があります。
「画像の所見と痛みの強さは一致しない」
変形性膝関節症の膝に関する系統的レビュー(Yusuf E et al., Annals of the Rheumatic Diseases, 2011)では、MRIで確認できた膝の異常所見が痛みを説明するかどうかを検討した結果、「画像上の所見と痛みの間に一貫した相関関係は認められなかった」と結論づけられています。
【出典】Yusuf E et al. Ann Rheum Dis. 2011;70(1):60-7.
つまり「軟骨がすり減っている=あなたの痛みの原因」とは、科学的には必ずしも言えないのです。
※重要ポイント
- レントゲン・MRIは骨や軟骨の「形」を映すが、筋肉の緊張・体のゆがみ・神経の過敏さは映らない
- 「画像に映らない本当の原因」が慢性的な鵞足炎の痛みの多くを占めている
- 「年齢のせい」と言われても、諦める必要はない
鵞足炎の痛みは「膝の内側だけの問題」ではありません。
骨盤の傾き・股関節の動き・足首のアーチ・筋肉のバランス…
全身の連動の中で膝に負担が集中することが、慢性的な鵞足炎を引き起こしています。
3つ以上当てはまる場合、慢性的な鵞足炎が定着し始めているサインかもしれません。
3つ以上当てはまる方は、痛みの原因が「画像に映らない全身のバランスの乱れ」にある可能性が高いです。
膝だけへのアプローチではなく、根本原因を正確に見極めた施術が最も効果的な近道です。
治療院空海では、時間をかけたカウンセリングと全身の検査から、鵞足炎の「本当の原因」を丁寧に見極めます。
施術歴12年・延べ6万人の経験と知恵をあなたに提供しています。
「1回で痛みが改善した…」という方も多くいらっしゃいますが、空海が大切にしているのは痛みを取ることだけではありません。
これらを一緒に考え、「二人三脚」で健康を目指します。
「どこへ行っても良くならなかった」という方こそ、一度ご相談ください。
「1回で痛みが改善した…」という方も多くいらっしゃいますが、空海が大切にしているのは痛みを取ることだけではありません。
これらを一緒に考え、「二人三脚」で健康を目指します。
「どこへ行っても良くならなかった」という方こそ、一度ご相談ください。
【参考文献・情報源一覧】
本記事は以下の情報源をもとに、施術歴12年・延べ6万人の臨床経験を踏まえて治療院空海が作成しました。
※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としています。
個別の症状については専門家にご相談ください。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
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| 午後15~21時 | △ | × | ○ | ○ | ○ | 〇 | 〇 |
休業日:火曜日・第2、第4月曜日
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