こんな疑問を持っていませんか?
「今まで膝なんて気にしたことがなかったのに、なぜ突然?」という方が多いのが、40代・50代の鵞足炎の特徴です。
その理由は…
女性の身体は40代以降、鵞足炎が起きやすい変化が同時多発的に起きているからです。
※厚生労働省のデータや医学的なエビデンスをもとに解説します。
まず、数字で現状を確認しましょう。
| 性別 | 有病率 |
| 男性 | 42% |
| 女性 | 61.5% |
ROADプロジェクト(東京大学・大規模コホート研究)のデータが示すように、40歳以上の変形性膝関節症有病率は女性が男性の約1.5倍にのぼります。
そして、この差は年齢が上がるほど広がる傾向があります。
【出典】ROADプロジェクト(吉村典子 他)/日本整形外科学会誌 82(2) 2008
また、国内の変形性膝関節症患者約2,530万人のうち、女性は約1,670万人と全体の約66%を占めます。
罹患率の男女比は1:4で女性に圧倒的に多いことが日本整形外科学会の公式資料でも確認されています。 【出典】厚生労働省「介護予防の推進に向けた運動器疾患対策について報告書」
さらに、変形性膝関節症の患者のうち約5人に1人に鵞足炎が合併していることが研究で示されており(Uysal et al.)、女性・高齢者ほど鵞足炎の合併率が高いことも確認されています。
【出典】Uysal F et al. Clin Rheumatol 2015
※重要ポイント
40代以降の女性に膝の痛みが増える最大の理由のひとつが、女性ホルモン「エストロゲン」の減少です。
| エストロゲンの減小 | 軟骨がすり減りやすくなる |
| 腱・靭帯の柔軟性が失われる | 鵞足の腱が硬くなり、こすれが増える |
| 骨密度が低下する | 骨への負担が大きくなる |
| 自律神経が乱れる | 血行が悪化し、炎症が引きやすくなる |
| 痛みへの感受性が高まる | 同じ刺激でも痛みを強く感じやすくなる |
エストロゲンの分泌は、一般的に40代前半から低下し始め、50代(閉経前後)に急激に減少します。
この時期に突然「膝が痛くなった」という方が多いのは、この変化が大きく関係しています。
エストロゲンは軟骨の形成に関わることが医学的に確認されており、その減少が変形性膝関節症・鵞足炎のリスクを高めることが複数の研究で示されています。
【出典】大正健康ナビ(医師監修)/リペアセルクリニック東京院(医師監修)
| 特徴 | 女性 | 男性 |
| 骨盤の幅 | 広い(出産のための構造) | 狭い |
| 大腿骨の角度 | 内側に傾きやすい(X脚傾向) | 比較的まっ直ぐ |
| 膝への負荷のかかり方 | 内側に偏りやすい | 比較的均等 |
女性は骨盤が広い分、大腿骨(太ももの骨)が内側に傾きやすい構造(膝外反・X脚傾向)になっています。
この状態では歩くたびに膝の内側に過剰な負荷がかかり続け、鵞足部の炎症が起きやすくなります。
米国国立医学図書館(NCBI/StatPearls)の鵞足炎に関する文献でも「鵞足炎の発症は女性特有の広い骨盤と大きな外反角度が、鵞足の付着部へのストレスを高める」と明記されています。
【出典】StatPearls (NCBI Bookshelf): Pes Anserine Bursitis, 2024
筋肉量は、年齢とともに自然に低下します。
これを「サルコペニア」と呼びます。
| 年代 | 傾向 |
| 40代 | 筋肉量の低下が始まる。特に下半身の抗重力筋が低下しやすい |
| 50代 | 低下のペースが加速。閉経後のエストロゲン減少も重なる |
| 60代以降 | サルコペニア(筋肉量・筋力の低下)が顕著になる |
ROADプロジェクトのデータによれば、サルコペニアは変形性膝関節症と強い関係があることが示されています。 【出典】ROADプロジェクト(川口 浩 他)化学と生物 Vol.57 No.11 2019
特に重要なのが**「骨盤底筋(こつばんていきん)」と「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」の衰え**です。これらの筋肉が弱くなると骨盤が後傾し、重心が変化して膝の内側への負担が増大します。
また、ZAMSTの医師監修資料では「股関節の外転筋・外旋筋(中殿筋・大殿筋)を鍛えることが鵞足炎の予防につながる」とされています。
これらの筋肉が弱くなることで、膝が内側に入りやすくなり、鵞足部への負担が増えるのです。
【出典】ZAMST SPORTS MEDICINE LIBRARY「鵞足炎」
40代・50代の女性が抱えるストレスは非常に多岐にわたります。
仕事・育児・親の介護・更年期症状…
このストレスと膝の痛みが関係していることも、医学的に確認されています。
ストレスが続くと交感神経が過緊張状態になり、筋肉が常に張った状態を維持します。
その結果、鵞足周辺の筋肉が慢性的に緊張し、炎症が引き起こされやすくなります。
さらに、慢性的なストレス・睡眠不足・自律神経の乱れは「痛みへの感受性を高める」ことが現代の疼痛科学で明らかにされています。
日本の慢性疼痛の全国調査(Pain in Japan 2010)でも、慢性疼痛患者には睡眠障害・不安・抑うつが多く見られることが報告されています。
【出典】矢吹省司 他:Pain in Japan 2010. 臨床整形外科 47巻2号
※重要ポイント
40代・50代女性の鵞足炎リスクチェック
3つ以上当てはまる方は、40代・50代女性特有の複合的な原因が絡み合っている可能性があります。
「どこか1ヶ所を直す」のではなく、全身のバランスを整えるアプローチが最も効果的です。
治療院空海では、ホルモン変化・自律神経の乱れ・全身のバランスを統合して整える施術が得意です。
これらの施術を専門としています。
施術は10グラム程度の優しい押圧から始まる手技で、体への負担が最小限です。
「強く押されるのが怖い」という方にも安心してお受けいただけます。
施術歴12年・延べ6万人の加藤信一が、あなたの「本当の原因」を丁寧に見極め、痛みのない毎日を取り戻すお手伝いをします。
その気持ちと思いを実現するために、二人三脚で最後までがんばりましょう。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前10~13時 | △ | × | ○ | ○ | ○ | 〇 | 〇 |
| 午後15~21時 | △ | × | ○ | ○ | ○ | 〇 | 〇 |
休業日:火曜日・第2、第4月曜日
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