足底筋膜炎の痛みが長引くと、神経細胞に変化が起こります。

繰返される足裏の痛みを学習し、些細な刺激でも即座に反応する神経に変貌してしまします。

この様な変化を「神経の可塑化」と言います。

神経細胞の可塑化は違和感を痛みと感じてしまったり、小さな刺激でも強い痛みと感じるなど、足底筋膜炎の慢性化、重症化を推し進めます。

そして、症状改善にブレーキをかけます。

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美咲さんの施術は下半身の冷え対策と内臓温度を上昇させる施術、からだ全体を整える事を中心に進めます。

セルフケアは娘さんへ指導させて頂きました。

ケアの目的は「痛みの悪循環からの脱却/自律神経の安定」です。とてもシンプルな内容ですし、お母さんとのコミュニケーションになると考えました。

３年前にご主人を亡くされて一人暮らしですので、もしかしたら色々な我慢と不安が治癒を遅らせる原因の一つなのかも…

美咲さんの施術回数は計９回です。

４度目の施術後、痛みは翌朝、違和感へ変わります。

「もし、可能であればお母さんと寝食一緒に３週間だけ生活できませんか？」

娘さんはお願いを快く引き受けてくれました。

生活習慣を変える事はとても重要です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※施術の効果には個人差があります。