シーバー病・踵骨骨端症

松葉杖を使い勇気くんは入って来ました。

かかとを着くと鋭い痛みが走るので、つま先着地でゆっくりと歩いて来ます。

 

お父さんの仕事の関係でアメリカでの生活は３年間、今年３月に帰国し４月から日本の小学校へ通い始め名古屋市内の野球チームに入団することになります。

３週間もしないうちに、かかとに痛みを訴えるようになります。

左足の痛みから始まり、１カ月後には右足にも同じ痛みに襲われます。ここ２か月間は痛みが強いため、お母さんの送り迎えで通学しています。

 

勇気くん：「先生、監督とコーチが怖いです。野球が楽しくないです」

アメリカでの生活、学校や野球チームの事など素直な気持ちを教えてくれました。

 

アメリカでは地域のレクレーションチームに入り、翌年は試験を受けトライアウトチームに在籍し「色々な街へ遠征試合に出かけた」と楽し話してくれます。

「レクレーションチーム」は誰でも楽しむことを優先し、誰でも気楽に試合に出れる環境です。

「トライアウトチーム」は技術レベルが高く勝負にこだわるチーム、指導方針です。

 

勇気くんは言います…、

• エラーしたらコーチに怒られてビックリしました
• グローブを一列に並べてなかったから、グランド３週走らされました
• 監督はベンチでいつも腕を組んで怒っている…
• 三振しても何も言わない…
• ボクのことが嫌いなのかも…

 

エラーしても、三振をしても、ミスをしても…

がんばったプレーには「Good try!」とみんなで声をかけ合うのがアメリカのベースボールです。

「スポーツは楽しむこと」を基本とします。

 

日本はどうなのでしょうか？

「野球（スポーツ）は教育の一つ」と言う考えが強く、礼儀や規律、チームプレイや友情、上下関係など大切にします。

アメリカ人と日本人、指導方法、考え方などの違いが勇気くんの緊張を上げることになります。

続く…

※施術効果には個人差があります。